米コインベース、SECの警告受け新サービスの提供を断念
2021.09.24
2021年9月21日 10:53 JST 時点
米大手暗号資産交換所のコインベースが、9月17日、暗号資産貸付サービス「CoinbaseLendプログラム」の提供を中止することをブログで発表した。
ブログによると、今回の決定について、「暗号業界全体の規制の明確化に向けた取り組みを続ける中で、CoinbaseLendプログラムの開始を見送るという難しい決断を下した」と述べており、同サービスにはすでに「全国の数十万人の顧客」が登録していたという。
CoinbaseLendプログラムは、ユーザーのUSDコイン(USDC)を「認証済みの借り手」に貸し出すことで、ユーザーに年利4%の利回りを提供するサービスである。今月8日に、米証券取引委員会(SEC)が「CoinbaseLendプログラム」に対して、「Wells Notice(ウェルズ通知(規制当局が企業やその従業員を告発する可能性があることを発表するもの))」を発行したとブログで述べていた。
同交換所は、半年近く前から同サービスについて積極的にSECと対話を行っており、同サービスのローンチを少なくとも10月まで延期するとしていたが、今回、サービスの提供を断念することになったようだ。
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