Dragonfly Capital、暗号資産ヘッジファンドMetaStable Capitalを買収

2022.08.16

暗号資産投資企業Dragonfly Capitalは15日、2014年に設立された米サンフランシスコ発の暗号資産ヘッジファンドMetaStable Capitalを買収したと発表した。

DragonflyはMediumの投稿で、リブランドとともにこの動きを発表した。同社はNear Foundation、MakerDAO、暗号資産取引所ByBitなどの暗号資産企業を支援してきた。一方で、MetastableはNaval Ravikantが共同設立した暗号資産史上最も長い歴史を持つクリプトファンドの一つで、Ethereum、Avalanche、Cosmos、Starkware、NEAR、Zcash、Filecoin、Dfinity、Algorandへの初期投資家だった。取引の条件は、Mediumの投稿では明らかにされていないない。

Dragonfly は5月、新規ファンド「Dragonfly Ventures III」で6.5億ドルの調達に成功した。Tiger Global、KKR、Sequoia China、Invescoなどの限定パートナーが参加したようだ。同ファンドは、Web3.0プロジェクトを開発する起業家らを支援するもので、出資だけでなく、プロトコル開発やガバナンスにも関わっていくという。これまでDragonflyは、2018年と2021年にそれぞれ1億ドルと2億2500万ドルで立ち上げた過去のファンドを通じて、約60社に投資してきた。ブロックチェーンと暗号資産の企業、プロトコル、トークンのすべてに焦点を当ててきている。

同日、投資会社Galaxy Digitalは暗号資産カストディアンBitGoの買収から撤退したと発表した。それでも、暗号資産メディアThe Blockの調査レポートによると、暗号資産関連のM&A取引は記録的なペースで推移している。

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