Binance Labs、ハードウェアウォレットメーカーNGRAVEへの出資を発表

2022.11.22

大手暗号資産交換所Binanceのベンチャーキャピタル部門「Binance Labs」は21日、ハードウェアウォレットメーカーNGRAVEへの出資を明らかにした。

出資額は公表していないが、既にNGRAVEへの戦略的投資を行っており、今後のシリーズAラウンドを主導する予定だという。また、NGRAVEと提携してリテールおよび機関投資家の両方に洗練されたウォレット製品を提供していく。

NGRAVEは2018年にベルギーで設立された。製品としては、接続不要のタッチスクリーン式ハードウェアウォレット「ZERO」、ユーザーをブロックチェーンにリアルタイムで接続するアプリ「LIQUID」、ユーザーが鍵を失うことがないように鍵のバックアップ用のステンレス板「GRAPHENE」の3つを開発し、セルフカストディのための完全なソリューションを提供している。

Binanceの共同創業者であり、Binance Labsの責任者であるYi He氏は、「暗号資産を保有する際、セキュリティは依然として最大のハードルの1つだが、セルフカストディウォレットは暗号資産を保管するための最も安全な方法である。ユーザーのセキュリティを強化する革新的なスタートアップを今後も支援したいと考えている。」と述べた。

Binance Labsは、2018年以降に25カ国から200以上のプロジェクトに投資してきたという。また、Binance Labs Incubation Programを通じて、Polygon、Perpetual Protocol、など、Web3ネイティブの50以上のプロジェクトをインキュベートしてきた。2022年8月現在、Binance Labsは資産運用額75億ドルで業界最大の暗号資産VCとなっている。

FTXの破綻を受けて、暗号資産を自分自身で管理することを重要視する動きが加速している。FTXが破綻した翌週には、自身で資産を保管する手段への需要が高まったことからLedger社やTrezor社が製造するハードウェアウォレットの週間売上高が大幅に急増したとの報道もある。今後も、ハードウェアウォレットで管理するユーザーが増加していきそうだ。ただ、自分自身で資産を管理する場合も様々なリスクが存在していることも理解しておきたい。

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