12月14日のビットコインの動向、CPI結果受けて投資家心理改善もこう着感続く

2022.12.14

12月14日11時時点のビットコインの価格は2,410,000円水準(Zaif)で推移している。

前日13日の米株式市場のNYダウは103.60ドル高(+0.30%)と続伸。11月消費者信頼感指数(CPI)が予想以上に伸びが鈍化したため、金利ピークの思惑が強まり買いが加速し、寄り付き後大幅高に。その後、高値からは景気後退を警戒、連邦準備制度理事会(FRB)の過剰な利上げを警戒した根強い売りに押され失速し、ダウは一時下落に転じた。終盤にかけて、ドル安や金利低下が企業の収益改善に繋がるとの期待などに押し目買いが強まり、プラス圏を回復し終了。ナスダック総合指数も大幅続伸。

暗号資産市場全体の時価総額は8,500億ドル(Coin Market Cap)と目立った動きは観測されていない。引き続き、FTXの破綻を受けて暗号資産の売買は盛り上がりに欠けるなか、12日にはロイターが「バイナンスとその幹部に対してマネーロンダリングや制裁に関する法律違反の疑いがかけられている」と報じており、投資家心理にネガティブに働いた。市場参加者が減少傾向にあることは変わりない状況が続いている。ただ、バイナンスから暗号資産を出金する動きはひと段落したようで、BNB価格も回復しつつある。

本日のビットコインは、230万円台から241万円まで大きく上昇している。米11月CPIが市場予想を下回ったことは、警戒感が広がっていた個人投資家心理の改善に繋がった。ただ、本日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表とパウエル議長の記者会見などのイベントを控えるなか、積極的に買い進む動きは限定的となっている。前日の米国株は序盤に高値をつけた後に失速しており、やはりこれらのイベントを通過するまでは積極的な売買は手控えておいたほうが無難と想定する。明日以降、18,500ドル付近を明確に上抜けると、上昇トレンド入りを果たしてもう一段階の上振れが期待されそうだ。

※チャートはBTC/JPYの日足、25日MA、50日MA、100日MA

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