12月22日のビットコインの動向、小幅な値動きでボラティリティ低下

2022.12.22

12月22日11時時点のビットコインの価格は2,230,000円水準(Zaif)で推移している。

前日21日の米株式市場のNYダウは526.74ドル高(+1.60%)と大幅続伸。ナイキとフェデックスの決算が好調だったことを背景に寄り付きから上昇。2社の好決算は、景気後退が懸念される中でも、企業業績が懸念されているより良い可能性があるとの期待につながった。12月消費者信頼感指数が市場予想を上回ったことも投資家心理の改善を後押しし、相場をサポート。上昇の勢いは長くは続かなかったが、その後は高値圏での推移が続いた。ナスダックは大幅続伸。

暗号資産市場全体の時価総額は8,100億ドル(Coin Market Cap)と17日以降横ばい推移が続いている。大手暗号資産交換業者FTX、レンディングサービス会社ブロックファイの破綻等を受けて、「暗号資産の冬」が到来している。

21日には、米暗号資産(仮想通貨)マイニング企業Core Scientificがテキサス州で米連邦破産法11条(チャプターイレブン)に基づいた破産申請を行う方針を固めたと報じられている。ビットコイン価格下落、マイニング業者の競争激化、及びエネルギーコスト増加の影響で収益性が悪化したようだ。今後はマイニング設備を清算せずに、採掘事業を継続しながら収益を債務返済に充てる。Blockchain.comのデータでは、ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は2021年7月以降右肩上がりに上昇を続けている一方で、マイナーの収益は右肩下がりで減少している。

本日のビットコインは、223万円台(Zaif)で推移。本日は、現時点で安値2,222,220円、高値2,237,030で値幅は1.4万円とほとんど動いておらずボラティリティは低下、出来高も低調となっている。日銀の大規模緩和修正のネガティブサプライズは一旦落ち着いた印象を受けるが、年末が近づくなか取引参加者が減少している可能性がある。引き続き、ビットコインは動意の乏しい展開が続きそうだ。

※チャートはBTC/JPYの日足、25日MA、50日MA、100日MA

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