1月6日のビットコインの動向、米雇用統計発表前に様子見ムード強まる

2023.01.06

1月6日13時時点のビットコインの価格は2,250,000円水準(Zaif)で推移している。

5日の米株式市場でダウ平均は339.69ドル安(-1.02%)と反落。米12月ADP雇用リポートが予想を大幅に上回ったことで、利上げ長期化観測の高まりが重荷となり、大幅下落でスタート。長期金利の上昇を警戒した売りが続き終日軟調に推移した。ナスダック総合指数は反落。一方、タカ派筆頭格とされる米セントルイス連銀・ブラード総裁がタカ派色を弱める発言をしたことが投資家心理を支える中、為替の円安進行を支援要因に日経平均は続伸。時間外取引のナスダック100先物の堅調推移が好感されたほか、今晩の米12月雇用統計を前に売り方の買い戻しも入っているようだ。

コインベースは前日比-11%の下落となり、上昇した分の利食い売りが優勢となった。暗号資産市場全体の時価総額は8,177億ドル(Coin Market Cap)とやや減少。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は11月のピーク付近まで急回復した後、一服感が台頭している(Blockchain.com)。暗号資産市場の参加者が減少するなか、取引所の出来高は引き続き低水準で推移、ビットコインのヒストリカル・ボラティリティ・インデックスも最低水準で推移。

本日のビットコインは、225万円台(Zaif)で推移している。本日は、始値224.9円台でスタート、その後は高値225.8万円まで値を伸ばした。ローソク足は胴体の短い十字線を形成しており、もみ合い展開が続いている。Zaifでの出来高も引き続き低調。最新の雇用関連指標が軒並み予想を上回り、労働市場の逼迫継続を示唆したため利上げ長期化観測が高まっており、積極的に買い進む動きは乏しい。今晩は米12月雇用統計が発表されるため、この結果が明らかになるまでは積極的な売買は手控えておいたほうが無難と想定する。

※チャートはBTC/JPYの日足、25日MA、50日MA、100日MA

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