1月12日のビットコインの動向、買い優勢の展開継続で240万円に到達

2023.01.12

1月12日10時時点のビットコインの価格は2,300,000円水準(Zaif)で推移している。

11日の米株式市場のダウ平均は268.91ドル高(+0.80%)と続伸。12月消費者物価指数(CPI)でインフレピークアウトが証明されるとの期待から買い先行。ソフトランディング期待を受けた買いも手伝い、終日堅調に推移した。また、ボストン連銀のコリンズ総裁が次回の連邦公開市場委員会(FOMC)での一段の利上げペース減速支持に傾斜しているとの報道で長期金利が一段と低下するとハイテクの買い戻しが加速した。ナスダック総合指数は+1.76%と4日続伸。ただ、米国株高を横目に日経平均はマイナス圏に転落。日経平均は昨日までの4日続伸で700円を超す上げとなったことから、目先的な戻り待ちの売りが出やすかった。また、中国政府が日本人へのビザ(査証)新規発給を一時停止したことから対中ビジネスの停滞が懸念され、心理的な重しとなった。

コインベースは1.3%高、マイクロストラテジーは2.5%高。大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは10日、日本事業の大半を終了する計画であることがわかった。事業終了の理由は、デジタル資産領域の不況に伴って国際的な投資を見直すためだという。今後は、金融庁と話し合いを行い、次の段階を考えているようだ。暗号資産市場全体の時価総額は8,876億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加。ただ、ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は直近のピーク付近で推移、取引所の出来高も大きく回復しているわけではない(Blockchain.com)。

本日のビットコインは、239万円台(Zaif)で推移。始値231万円台でスタート、その後は買い優勢の展開が続いて大陽線を形成、高値240万円まで値を伸ばした。インフレ沈静化期待で米国株が上昇しており、ビットコイン価格も連れ高となっている。ただ、本日12日に米12月消費者物価指数の発表を控えており、結果発表が終了するまではここからさらに上値を追う展開にはなりにくそうだ。テクニカル面では、目先のターゲットが100日移動平均線となろう。ただ、昨年11月以降、215万円から250万円のレンジでの推移にとどまっており、ここから値を伸ばしても100日線付近のレンジ上限250万円台で様子見ムードが台頭しそうだ。

※チャートはBTC/JPYの日足、25日MA、50日MA、100日MA

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代表者:代表取締役社長 狩野 仁志
事業内容:金融機関、投資家、上場企業を支援する各種情報サービスの提供

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