1月17日のビットコインの動向、日銀金融政策決定会合に注目集まる

2023.01.17

1月17日13時時点のビットコインの価格は2,720,000円水準(Zaif)で推移している。

16日の米株式市場はキング牧師誕生記念日で休場。欧州株式市場ではドイツDAXが+0.31%、フランスCAC40が+0.28%、英国FTSE100が+0.20%と全般堅調だった。欧州株高を引き継いだ日経平均は93.19円高からスタート。前日の下落の反動も意識される中、為替の円高進行が一服していたことも安心感を誘い、早い段階で26000円を回復。その後も断続的な買い戻しが入り、前場中ごろには26198.69円まで上値を伸ばした。

日銀による2会合連続での政策修正への警戒感が高まっているが、明日に結果を控える今会合に限っては現状維持を予想する市場関係者が多いようだ。今回、市場は急速に政策修正を織り込みはじめていた。こうした中、2会合連続での政策修正で応えると、催促相場の様相を強めてしまう恐れがある可能性などが指摘されている。また、2月のサーベイ調査で12月の政策対応を受けて市場参加者の考えにどのような変化があったのか、確認するまでは直ちに追加の政策修正を決定することは考えにくい、とも言われている。ただ、4月に日銀新体制を控える中、日銀の政策集への懸念は当面くすぶり続けることになるだろう。

暗号資産市場全体の時価総額は9,872億ドル(Coin Market Cap)と前日からほぼ横ばいで1兆ドル手前での推移となっている。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は直近のピーク付近で推移、取引所の出来高も一服感が台頭している(Blockchain.com)。

本日のビットコインは、272万円台(Zaif)で推移。始値268万円台でスタート、その後は買い優勢の展開が続いて陽線を形成、高値275万円まで値を伸ばした。インフレ鈍化に伴うリスク資産への資金流入の期待などでビットコイン価格も上昇傾向にあるが、先週末と比較するとやや盛り上がりに欠けている。Zaifでの出来高も低水準に戻りつつある。やはり今日から開催される日銀金融政策決定会合が暗号資産投資家も気がかりとなっている可能性がある。日銀の会合次第では、ドル円相場が円高に急速に進め、円建てのBTC価格には下押し圧力となる。一方で、無風通過となるとドル安に傾いて円建てのBTC価格には追い風となろう。とにかく、今会合を通過するまでは上値の重い展開が続きそうだ。

※チャートはBTC/JPYの日足、25日MA、100日MA、200日MA

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