3月6日のビットコインの動向、今週以降は主要イベントに注目

2023.03.06

3月6日14時時点のビットコインの価格は3,040,000円水準(Zaif)で推移している。

前週末3日の米国株式市場のダウ平均は387.40ドル高(+1.17%)と大幅続伸。長期金利の上昇が一段落したため安心感から買いが先行。2月ISM非製造業景況指数が予想を上回った一方、仕入れ価格が前月より低下したことも好感された。終日堅調に推移し、終盤にかけて上げ幅を拡大し終了した。ナスダック総合指数も大幅続伸、ハイテク株高となった米株市場を受けて、本日の日経平均は前週末比254.84円高の28182.31円と大幅続伸でスタート。買い一巡後は高値圏でのもみ合い展開が続いている。

前週末のコインベースは1.27%高、マイクロストラテジーは2.36%安。暗号資産市場全体の時価総額は1兆221億ドル(Coin Market Cap)と前週からほぼ変わらず。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度上昇して最高値を更新した一方、主要取引所の出来高は引き続き右肩下がりに推移している(Blockchain.com)。

本日のビットコインは始値305万円台でスタート、その後は高値306万円、安値302万円と小幅なレンジでこう着感の強い展開が続いている。一時4%まで上昇していた米10年債利回りは再び4%を割り込んで推移するなか、投資家の仮想通貨預金を預かってきたシルバーゲート傘下のシルバーゲート銀行の破産懸念が重しとなっている。

今週からは主要イベントが控えている。まず、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が7日に上院銀行委員会で半期に一度の議会証言を行い、翌8日にも議長は下院金融委員会で証言する。パウエル氏は2月7日のインタビューで、「並外れて強い労働市場」が続く場合は「さらなる措置を講じる必要が生じる可能性は十分にある」と述べていた。パウエル議長の発言機会は今回の議会証言を最後に、次回連邦公開市場委員会(FOMC)会合まで設定されていないため、いずれにしても同氏の発言には注目しておきたいところだ。

パウエル議長の議会証言に続いて、9日からは黒田東彦日本銀行総裁にとって最後となる金融政策決定会合が開催される。10日には2月の米雇用統計、14日には同月の米消費者物価指数(CPI)が発表される。シルバーゲート絡みの追加材料に加えて、経済指標やFRB高官の発言には引き続き注意しておきたい。

※チャートはBTC/JPYの日足、50日MA、100日MA、200日MA

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