7月中旬までのコムサ(イーサ)の動向、引き続き「材料待ち」の展開か
2022.07.07
7月7日11時00分時点のコムサ(イーサ)の価格は5.50円水準(Zaif)で推移している。5月16日、6月14日、22日、25日に年初来安値である5.00円(Zaif)をつけた後は、年初来安値水準でのもみ合いとなっている。
シンガポールの大手暗号資産ファンドのThree Arrows Capital が米連邦破産法15条(チャプター15)を申請したことに伴い、同ファンドに多額の暗号資産を融資していた米暗号資産レンディングサービス大手のVoyager Digitalがチャプター11を申請するなど、暗号資産関連企業の連鎖破綻が発生している。
ほぼ想定された状況が現実に起こっているだけなので、暗号資産市場に対する影響は限定的となっている。ただ、CelsiusやGenesisなど大手暗号資産レンディングサービス会社の動向に注目が集まっており、様子見ムードは強い。暗号資産業界の「あく抜け」はまだ先と見られている。
コムサ(イーサ)もコムサ(ネム)、ザイフトークン同様、発行体による発表などで動意付く傾向はあるが、ここ数か月は動意薄となっている。暗号資産全体の地合い悪化のなか、材料難で手掛けにくい状況と言えよう。市場のムードが好転するまでは、年初来安値水準でのもみ合い相場を想定しておきたい。
※チャートはCMS(ETH)/JPYの日足
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