7月下旬までのイーサリアムの動向、様子見姿勢強くもみ合い継続か

2022.07.11

7月11日10時点のイーサリアムの価格は157,000円水準(Zaif)で推移している。6月19日の年初来安値121,000円(Zaif)から反発したが、6月26日に172,475円(Zaif)、7月8日に172,830円(Zaif)で頭を押さえられた格好となっている。

先週、シンガポールの大手暗号資産ヘッジファンドThree Arows Capital(3AC)が、米国でチャプター15を申請したことによって、英暗号資産ウォレットサービスのBlockchain.comが、同社との取引に伴い2.7億ドルの損失を被ったとのニュースが伝わっている。

Biockchain.comは「強い財務状態で流動性と支払能力を維持しており、顧客は影響を受けない」とコメントしているが、市場は3ACが暗号資産関連企業に与えるネガティブな影響を見極めたいとするムードは強いようだ。暗号資産市場のモメンタム(投資家の心理状態)好転には、まだ時間がかかるもよう。

7日移動平均線と30日移動平均線が160,000円手前で位置していることから、この水準でのもみ合い相場が続くと想定する。なお、こうした水準でのもみ合い形状は、時価総額トップのビットコインも同様である。

※チャートはETH/JPYの日足と7日、30日移動平均線

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