7月13日のビットコインの動向、今晩21時30分の米CPI発表で潮目変わるか
2022.07.13
7月13日9時00分時点のビットコインの価格は2,640,000円水準(Zaif)で推移している。先週末、心理的な節目とも見られる3,000,000円台を上回った後は失速。本日を含めて5日連続で陰線を並べている。
日本時間7月13日21時30分に、6月の米消費者物価指数(CPI)が発表される。米大統領報道官が、6月の米CPIについて「非常に高くなる」という異例の事前コメントを行ったこともあり、暗号資産、株式関係者の関心は非常に高い。
先月の5月米CPIは市場予想を上回る高い数値だったことで、米国の利上げ加速(金融引き締め)観測が高まり、株式市場、暗号資産市場などリスク市場が総じて大幅安となった。足元の暗号資産価格の下落は、「米CPI市場予想上振れ」を発端とした市場の混乱を回避する動きと見られる。
こうした状況では、米CPI発表前に積極的に買いに動くのは難しいだろう。ただ、警戒ムードが強まっていることから、市場予想通りの内容が発表された際は「悪材料出尽くし」で買いが入る可能性はある。暗号資産関連企業の信用収縮が解消されていないことから、短期的な動きに留まりそうだが、今晩21時30分以降、潮目が変わるタイミングとなるかもしれない。
※チャートはBTC/JPYの日足
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