7月下旬までのフィスココインの動向、300日MAの330円水準を意識した展開か
2022.07.14
7月14日10時00分時点のフィスココインの価格は250円水準(Zaif)で推移している。6月下旬に出来高を伴った上昇で、6月30日に398円(Zaif)をつけたが、翌日から急落しており「往って来い」の格好となった。様子見ムードが強い地合いから、一気に買いが入り上へのバイアスが強まった一方、利益確定も早く短期的な動意に留まった。
ビットコインやイーサリアムなど時価総額が大きい暗号資産は、米国の金融引き締めのスピードや、暗号資産関連企業の信用収縮など様々な要因に頭をおさえられて目立った動きは観測されていない。
こうした時価総額が大きい暗号資産と比較すれば、これだけの短期的な動意を見せるフィスココインはボラティリティ(変動率)が非常に大きい。一般的に暗号資産投資家はこうしたボラティリティを好む傾向が多いことから、フィスココインへの関心が高まる可能性はあろう。
売りが膨むことで200円割れの場面もありそうだが、現状、7日移動平均線、30日移動平均線、100日移動平均線は全て上回っている。月末にかけて断続的な買いが入ってくれば、300日移動平均線が位置する330円水準を試す展開も想定したい。
※チャートはFSCC/JPYの日足、7日、30日、100日、300日移動平均線
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