8月10日のビットコインの動向、三角保合い上放れを試す展開か
2022.08.10
8月10日10時00分時点のビットコインの価格は3,100,000円水準(Zaif)で推移している。7月戻り高値3,349,000円(7月21日、Zaif)手前で失速した後は上値の重い展開となっている。
昨夜の米国株式市場は下落。NYダウ平均は58.13ドル安の32774.41ドル、ナスダックは150.53ポイント安の12493.93で取引を終了した。消費者物価指数(CPI)の発表を控え調整売りに寄り付き後、下落。終日、動意が乏しくもみ合いが続く中、バイデン大統領が半導体法案に署名し成立したものの、半導体メーカーのエヌビディアに続きマイクロン・テクノロジーも弱い見通しを示したため同セクターが売られ相場の重しとなった。
暗号資産市場全体の時価総額は1.1兆ドル弱(Coin Market Cap)とほぼ動きがなく、時価総額が大きいビットコイン、イーサリアムともに方向感に乏しい。相次いで発生したセキュリティ関連のネガティブニュースなどが引き続き上値を押さえている様子。
ビットコインは、6月19日の年初来安値2,401,430円(Zaif)と、7月戻り高値3,349,000円をそれぞれ起点とした三角保合いを形成。週初に突破したかに見えたが、出来高が伴っていないことから三角保合いは継続と推測する。出来高増加で上放れるかを注目したい。
※チャートはBTC/JPYの日足
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