8月12日のビットコインの動向、引き続き三角保合いの上放れを試す展開か

2022.08.12

8月12日10時00分時点のビットコインの価格は3,200,000円水準(Zaif)で推移している。7月戻り高値3,349,000円(7月21日、Zaif)手前で失速した後は、引き続き上値の重い展開となっている。

昨夜の米国株式市場はまちまち。NYダウ平均は27.16ドル高の33336.67ドル、ナスダックは74.89ポイント安の12779.91で取引を終了した。7月生産者物価指数(PPI)がパンデミック直後の2年ぶりの低水準に減速したため、米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げへの警戒感がさらに後退し、寄り付き後、大幅上昇。しかし、FRB高官が相次いでインフレが依然高過ぎるとの見方で利上げ計画を維持する必要性を主張したため、長期金利の上昇を受けてハイテク中心に売られ引けにかけて失速した。

暗号資産市場全体の時価総額は1.1兆ドル弱(Coin Market Cap)とほぼ動きがないが、9月に「Merge」のイベントを控えているイーサリアムは戻り高値を更新している。イベントドリブン的な思惑買いも入っている様子。

ビットコインは、6月19日の年初来安値2,401,430円(Zaif)と、7月戻り高値3,349,000円をそれぞれ起点とした三角保合いを形成。週初に突破したかに見えたが、出来高が伴っていないことから三角保合いは継続と推測する。出来高増加で上放れるかを注目したい。

※チャートはBTC/JPYの日足

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