8月22日のビットコインの動向、米金融情勢を睨み動きにくい地合いか

2022.08.22

8月22日10時00分時点のビットコインの価格は2,950,000円水準(Zaif)で推移している。米金融情勢が重しとなり先週末下落した後は2,900,000円水準でのもみ合いとなっている。

先週末の米国市場は下落。NYダウ平均は292.30ドル安の33,706.74ドル、ナスダックは260.13ポイント安の12,705.21で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派発言を受けて大幅利上げを警戒する売りが再燃し、売り先行で始まった。長期金利の上昇でハイテク株も売られ、相場の更なる重しとなり、終日軟調に推移。引けにかけて、来週予定されているジャクソンホール会合を警戒した売りにも拍車がかかり、主要株価指数は下げ幅を拡大した。

リスク資産である株が下落したこともあり、ビットコインを筆頭に暗号資産は下落。暗号資産全体の時価総額は一時1兆ドルを割り込む場面も見られた(Coin Market Cap)。

6月19日の年初来安値2,401,430円(Zaif)と、7月戻り高値3,349,000円(7月21日、Zaif)をそれぞれ起点とした三角保合いを形成していたが、やや下放れの格好となっている。290万円水準で下げ渋っているが、米国金融情勢をにらんだ神経質な展開が継続しそうだ。ジャクソンホール会合の結果発表までは動きにくいと想定する。

※チャートはBTC/JPYの日足

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