8月23日のビットコインの動向、引き続き米金融情勢を睨んだ展開か

8月23日10時00分時点のビットコインの価格は2,900,000円水準（Zaif）で推移している。米金融情勢が重しとなり2,900,000円水準でのもみ合いとなっている。

22日のNY市場は下落。NYダウ平均は643.13ドル安の33063.61ドル、ナスダックは323.64ポイント安の12381.57で取引を終了した。ジャクソンホール会議を控え連邦準備制度理事会（FRB）のタカ派姿勢を警戒した売りが継続し、寄り付き後、下落。長期金利が1カ月ぶり高水準で推移したため、ハイテク株も売られ、更なる売り圧力となった。引けにかけては、主要株式指数は下げ幅を拡大。

代表的なリスク資産である米株が下落したことから、暗号資産は総じてさえない。暗号資産の時価総額は1兆ドル前後で推移（Coin Market Cap）しており、投資家が様子見姿勢を強めている様子。

6月19日の年初来安値2,401,430円（Zaif）と、7月戻り高値3,349,000円（7月21日、Zaif）をそれぞれ起点とした三角保合いを形成していたが、やや下放れの格好となっている。足元、290万円水準で下げ渋っているが、米国金融情勢をにらんだ神経質な展開が継続しそうだ。引き続きジャクソンホール会合の結果発表までは動きにくいと想定する。

※チャートはBTC/JPYの日足

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