10月17日のビットコインの動向、引き続き100日MAが上値抵抗ラインか
2022.10.17
10月17日10時00分時点のビットコインの価格は2,800,000円水準(Zaif)で推移している。
14日のNY市場は反落。NYダウ平均は403.89ドル安の29,634.83ドル、ナスダックは327.76ポイント安の10,321.39で取引を終了した。ロシアのプーチン大統領がウクライナ都市への大規模攻撃についてタカ派な姿勢を弱める発言をしたため地政学的リスクが低下。また、英国のトラス首相が財務相を交代、法人税率引上げ凍結撤回を発表したため金融市場混乱への懸念も緩和した。投資家心理が改善するなか株式は上昇してスタート。しかし、10月ミシガン大消費者信頼感指数や同指数の期待インフレ率が予想を上回ると連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げ観測がさらに強まり長期金利上昇とともに売りが再燃し、下落に転じた。週末でポジションを手仕舞う売りも散見され、引けにかけ下げ幅を拡大した。
暗号資産市場全体の時価総額は0.91兆ドル(Coin Market Cap)と横ばい推移となっている。為替市場では、ドル独歩高が進行しておりドルベースのビットコインは2万ドルを割り込んだままである。
ビットコインは30日移動平均線(MA)や50日MAも下回っており、弱いモメンタムと言えよう。サポートラインとして期待していた100日MAが今後の上値抵抗ラインとして意識されそうだ。
※チャートはBTC/JPYの日足、30日MA、50日MA、100日MA
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