11月16日のビットコインの動向、見極めムード強く様子見の姿勢か
2022.11.16
11月16日10時00分時点のビットコインの価格は2,350,000円水準(Zaif)で推移している。
11月15日のNY市場は上昇。ダウ平均は56.22ドル高の33592.92ドル、ナスダックは162.19ポイント高の11358.41で取引を終了した。良好な小売決算を好感した買いやインフレ指標の改善を受けた連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ減速を期待した買いに、寄り付き後、大きく上昇。金利の低下で特にハイテク株の買いがけん引し相場をさらに押し上げた。その後、AP通信が情報局幹部の話として、ロシア軍のミサイルが北大西洋条約機構(NATO)メンバーであるポーランドに着弾し犠牲者がでたと報じたため地政学的リスク上昇を警戒した売りに、ダウは一時下落に転落。その後、国務省のパテル報道官が事実をまだ確認できないとしたため買いが再燃し、主要株式指数はプラス圏で終了した。
FTX破綻の影響は色濃く残っており、暗号資産全体の時価総額は8400億ドル(Coin Market Cap)と横ばいのまま。ビットコインやイーサリアムなど時価総額が大きい暗号資産の一段安は回避できているが、短期的なリバウンド狙いの買いも入りにくい地合いとなっている。
ビットコインは、円建てで年初来安値を更新(11月14日、Zaif 2,208,515円)した後は下げ止まっている。FTX破綻の余波を見極めたいとするムードは強く、積極的な売買は手控えておいたほうが無難と考える。
※チャートはBTC/JPYの日足、30日MA、50日MA、100日MA
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