11月21日のビットコインの動向、年初来安値更新を警戒か

11月21日10時00分時点のビットコインの価格は2,250,000円水準（Zaif）で推移している。

11月18日のNY市場は上昇。ダウ平均は199.37ドル高の33745.69ドル、ナスダックは1.10ポイント高の11146.06で取引を終了した。予想を上回った小売り決算を好感し、寄り付き後、上昇。その後、ボストン連銀のコリンズ総裁のタカ派発言を受けて長期金利が一段と上昇すると、金利高を警戒した売りに押され上げ幅を縮小した。しかし、景気減速の際に強いディフェンシブ株の買いが根強く、さらに、来週に感謝祭の連休を控えた買戻しも強まり、プラス圏で終了。

暗号資産市場全体の時価総額は8000億ドルほど（Coin Market Cap）と先週末比では300億ドルほど減少している。FTX破綻の影響を見極めたいとするムードは強く、買いは限定的。ナスダックに上場しているコインベースは上場来安値に接近するなど、暗号資産交換所に対する評価は厳しい。

ビットコインは、年初来安値を更新（11月14日、Zaif 2,208,515円）した後は下げ止まっていたが、買いが限定的ななか安値更新を試す展開となっている。FTX破綻の余波を見極めたいとするムードは強く、積極的な売買は手控えておいたほうが無難と想定。様子見か。

※チャートはBTC/JPYの日足、30日MA、50日MA、100日MA

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