実業之日本社フォーラム ごあいさつ
1897年に経済雑誌『実業之日本』を創刊して以来、実業之日本社は明治・大正・昭和・平成・令和の時代と、一世紀以上の長きにわたって言論・出版活動を続けて参りました。
実業之日本社の社内には、創業者の増田義一(1869-1949)が書いた「以信為宝(信をもって宝となす)」という扁額が大切に保管されています。増田は、渋沢栄一、新渡戸稲造、大隈重信など、政財界人や学者から得た信用に力を得て、人々に信頼のおける情報を伝えることを使命としてきました。
この創業の精神は、2015年に金融情報配信サービスの株式会社フィスコと業務提携し、シークエッジ・グループの一員として新たな事業フェーズに入ったいまなお、脈々と息づいております。
このたび、株式会社フィスコと株式会社実業之日本社は、共同事業として、言論・研究プラットフォームである「実業之日本社フォーラム」を設立いたします。
これは単なるニュースサイトではなく、各界の第一人者のご協力を得て、世界経済や企業活動のダイナミックな動きやメカニズムを、より踏み込んだ形で分析し、その成果を広く世に問うことで、わが国の経済・文化のさらなる発展に資することを目的としております。
ロゴマークは、大正時代に北大路魯山人が揮毫した「實業之日本」の文字を用いたものです。地球規模の大変革が進みつつあるいまだからこそ、あえて原点に立ち返り、情報を通じて「信」を問い続けたいという私たちの思いを、このロゴマークに込めました。
また、文字による情報発信だけでなく、映像やリアルイベントなども積極的に行うことで、新しいメディアの形も追求して参ります。
皆様のご支援、ご鞭撻を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。
2020年8月
株式会社実業之日本社
株式会社フィスコ