12月7日のFC琉球コインの動向、0.25円台で推移

2023.12.07

12月7日9時時点のFC琉球コイン(FCR)の価格は33万円で推移している。

前日6日の米国株式市場のダウ平均は70.13ドル安(-0.19%)と続落。民間部門の雇用者数の伸びが予想を下回り労働市場のひっ迫緩和で連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ終了観測が一段と強まり安心感から買われた。ただ、景気減速への警戒感に加えて、週後半に発表予定の雇用統計への警戒感などで買いが続かず失速。終盤にかけて年初来最高値付近での高値警戒感などに利食い売りが優勢となった。ナスダック総合指数も反落、主要株価指数がそろって下落した米株市場を受けて、日経平均は前日比153.10円高の32928.92円と4日ぶり反発して取引を開始した。その後は、プラス圏での推移となっている。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆5900億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや減少した。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は最高値を更新して右肩上がりで推移している一方で、主要取引所の出来高は再度増加基調にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると55.1%で推移している。

FC琉球コインは、暗号資産市場の盛り上がりに連れて2023年の1月中旬にかけて0.32円台まで上昇する動きを見せた。その後は長期間0.3円付近でもみ合う動きが続いた。ただ、8月14日に急動意して一時0.45円台まで上昇。しかし、利食い売りが優勢となり再度じりじりと下げ幅を広げて0.26円まで下落した。11月に入ってビットコインや主要アルトコインが上昇する中、連れ高とはならず一時0.17円台まで下落した。その後は、やや持ち直したものの0.25円台までの回復にとどまっており、ビットコインが年初来高値を更新する中、冴えない値動きとなっている。

FC琉球コインは、沖縄初のJリーグ加盟サッカークラブ、FC琉球の運営会社が発行するERC-20トークンである。トークンパートナーとしての権利、選手やチームへの投げ銭、クラブ運営における投票への参加権などを用途として発行されている。2022年4月27日から5月18日の期間、GMOコインを通じてIEOを実施し、総発行量10億FCRの45%となる4.5億FCRを10億3950万円で販売して資金調達に成功した。募集価格は1FCRあたり2.2円で、募集1口あたり2,500FCR(5,500円)、最大申込口数は9,000口=2,250万FCR(4,950万円)であった。

※画像はGMOコインのチャートから引用

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