4月25日のフィスココインの動向、51円台で推移

2024.04.25

4月25日8時時点のフィスココイン(FSCC)の価格は51円台で推移している。

前日24日の米国市場のダウ平均は42.77ドル安(+0.11%)と反落。半導体メーカーのテキサス・インスツルメンツの決算を好感し、半導体セクターの買戻しが加速した。その後、今週実施されている過去最大規模の国債入札を材料にした長期金利上昇が警戒され失速、相場は一時下落に転じた。ナスダック総合指数は小幅に続伸。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆4400億ドル(Coin Market Cap)と前日から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりでの推移が続く中、主要取引所の出来高は減少している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると55%で推移している。

フィスココインは年初に始値53円を付けて以降、横ばいでの推移が続いている。1月にビットコイン現物ETFが米国で初承認されてビットコイン価格が上昇、その後も主要アルトコインが上昇基調を維持したものの、連れ高とはならなかった。3月にはビットコイン価格が上場来高値を更新して節目の1000万円を超えると、フィスココインも一定の買いが向かい64円付近まで上昇した。ただ、その後買いは続かず、じりじりと上げ幅を縮小して51円付近で推移している。

FSCC の利用範囲の拡大を目指しているFDAPは15日、FSCC レンディングの経過開示を発表した。4月10日時点で 459,852.68644133 FSCC(浮動枚数に占める割合 5.6%)がレンディングアプリケーションに登録されている。そのほか、フィスコは4月19日、2023年12月期フィスココイン(FSCC)の焼却(バーン)を発表したが、2023年12月期は営業損失であるため、バーンの枚数はゼロとなった。

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