10月1日のフィスココインの動向、21付近で推移
2024.10.01
10月1日8時時点のフィスココイン(FSCC)の価格は21円付近で推移している。
前日30日の米国市場のダウ平均は17.15ドル高の42,330.15ドル、ナスダックは69.58pt高の18,189.17ptで取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長講演を控え様子見気配が強まり、寄り付き後、まちまち。9月シカゴ購買部協会景気指数が予想外に改善したため買いが優勢となったが、パウエル議長が小幅な利下げペースを示唆したため失望感から一時大きく売りに転じた。ナスダックは長期金利の上昇が嫌気されたが、携帯端末アップルの上昇が下支えとなり、終盤にかけプラス圏に回復し相場を押し上げた。月末、四半期末の調整に加え景気に楽観的な議長の見解を受けソフトランディング期待を受けた買いに、終盤にかけてダウも上昇し連日過去最高値を更新した。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆2300億ドル(Coin Market Cap)と前日から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高値を更新後に上昇一服感が台頭している一方で、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると57.2%で推移している。
フィスココインは1月にビットコイン現物ETFが米国で初承認されてビットコインや主要アルトコインが上昇基調を維持したものの、連れ高とはならなかった。3月にはビットコイン価格が上場来高値を更新して節目の1000万円を超えると、フィスココインも一定の買いが向かい64円付近まで上昇した。ただ、その後買いは続かずじりじりと上げ幅を縮小、5月末から一段安となり、直近は30円を割って21円付近で推移している。
FSCC の利用範囲の拡大を目指しているFDAPは9月17日、FSCCレンディングの第45回募集をスタートした。第45回貸出において支払われる貸借料の総額は10万円を予定、現在の年換算貸借料率は32.05%となっている。