10月2日のスケブコインの動向、0.32円台に浮上

2023.10.02

10月2日13時時点のスケブコイン(SKEB)の価格は0.32円台で推移している。

前日28日の米国株式市場のダウ平均は116.07ドル高(+0.35%)と反発。10年債利回りが16年ぶり高水準に達したため警戒感から売られた。ただ、4-6月期の国内総生産(GDP)や個人消費の確定値の伸びが予想を下回ったため連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化観測も後退し金利低下に伴い買戻しに拍車がかかり、相場は上昇に転じた。ナスダック総合指数は続伸、主要株価指数がそろって上昇した米株市場を横目に、本日の日経平均は上昇スタートとなった。その後はプラス圏で推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆1116億ドル(Coin Market Cap)と前週末から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりで推移する一方で、主要取引所の出来高は減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると50.2%で推移している。

2023年の1月末から2月初めには0.8円台まで上昇する動きを見せていたが、2月末からは大きく値を崩して0.3円まで下落、その後も軟調な展開となり5月からは0.2円を割って0.14円台で推移した。さらに、6月に入ると暗号資産市場の急落を受けて0.08円まで下落。6月末からは買い戻しが広がり7月には一時0.38円まで急騰、8月に入って0.40円を超える水準まで上げ幅を広げた。ただ、再度売り優勢の展開となり0.2円台で推移。直近は買い戻しの動きが広がっており0.30円台に回復、本日は0.32円まで上げ幅を広げている。

海外プラットフォーマーによる表現の規制が問題となっている昨今、2021年2月には、大手クレジット会社から複数の出版社に対して、特定の表現がある場合クレジット決済が取り扱えなくなる旨の通知があった事実が発覚した。こうした中、新たな決済手段としてブロックチェーンに注目したのがSkeb Coinである。既存のSNS上でクリエイターへ投げ銭が可能となる新サービスでの利用やZaif Paymentでの決済可能資産にSkeb Coinを追加するなど、Skebをはじめとした国内のECサイトでの決済に利用できるユーティリティトークンとして活用される予定。2022年8月、Skeb CoinはIDOプラットフォーム「DAO Maker」でIDOを実施し、約4,100万円を調達するとともにSkeb Coinをローンチした。

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