10月25日のドージコインの動向、21円まで回復

2024.10.25

10月25日8時時点のドージコイン(DOGE)の価格は21円付近で推移している。

前日24日の米国市場のダウ平均は140.59ドル安の42,374.36ドル、ナスダックは138.83prt高の18,415.49ptで取引を終了した。新規失業保険申請件数が予想を下回り労働市場への懸念後退で、寄り付き後、堅調。ナスダックは電気自動車メーカー、テスラ(TSLA)の上昇が指数を押し上げ終日堅調に推移した。長期金利の低下も支援し、終盤にかけ上げ幅を拡大。ダウは手仕舞い売りに押され下落に転じ、終日軟調に推移した。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆3400億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高値を更新後に上昇一服感が台頭している一方で、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると59.0%で推移している。

ドージコインは、1月20日に「XPayments」アカウントの開設を受けて、DOGEが決済機能の一部を構成するのではないかとの憶測が広がり13円台まで急騰した。その後は、ビットコインやイーサリアムが史上最高値を更新するなか連れ高となり一時34円まで上昇した。ただ、4月に入って利食い売りが広がって25円付近まで下落、5月には20円を割って19円まで値を下げ、6月以降は売り優勢の展開となり、9月には一時11円まで下落。ただ、10月に入って30%以上急騰して20円台に復帰、時価総額が200億ドル(約3兆円)を突破した。米大統領選挙で共和党大統領候補のトランプ前大統領への全面的な支持を表明しているイーロンマスク氏がドージコインに関してコメントを投稿しており、コミニティが盛り上がっている背景がある。今後もマスク氏の動向に左右される展開となりそうだ。

ドージコインは、インターネットで有名な柴犬をマスコットとしたミーム型暗号資産である。LuckycoinとLitecoinのフォークで、マイニングアルゴリズムはScryptoを採用している。発行上限は元々1000億DOGEであったが、現在は無制限となっている。イーロン・マスクによるツイートは、影響力の大きさからドージコインやビットコインなど暗号資産相場の価格形成に波及することがある。

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