10月6日のカイカコインの動向、6円台で推移、Polygonチェーンに対応完了
2023.10.06
10月6日10時時点のカイカコイン(CICC)の価格は6円台で推移している。
前日5日の米国株式市場のダウ平均は9.98ドル安(-0.03%)と小反落。週次失業保険申請件数が予想を下回り労働市場の強さが再確認されたため追加利上げを警戒。その後も雇用統計の発表を明日に控えた警戒感に続落となった。しかし、原油安でインフレ再加速懸念が緩和、さらに、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁がインフレ減速に伴い政策金利据え置きも可能と発言すると長期金利も低下に転じて下げ止まった。ナスダック総合指数も反落、冴えない動きとなった米株市場を受けて、本日の日経平均は上昇スタートとなった。ただ、上値の重い展開となっている。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆770億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりで推移する一方で、主要取引所の出来高は増加に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると50.6%で推移している。
2023年1月から横ばい推移を継続してきたCICCは、2月に入って下げ幅を広げた。3月以降はじりじりと下げ幅を広げて軟調な展開となり5月半ばには6.0円台の底値圏で推移した。6月22日に年初来安値5.9円を付けた後はやや買い戻しが広がり、28日にはCAICA DIGITALが「カイカコインの新たなビジョン」を発表して8.3円台まで急回復した。ただ、7月に入って利食い売りが優勢となり再度6円台まで値を下げた。6円台から7円台のレンジでもみ合う展開となっていたが前日に一時6円を割り5.8円まで下落、本日は6円に回復したものの底値圏での推移が続いている。
カイカコイン(CICC)は、株式会社CAICA DIGITALが発行しており、株式会社カイカエクスチェンジの運営する暗号資産交換所Zaifの取引所コインとなっている。同社は、新たなビジョンとして、ブロックチェーンにおけるゲームコインを目指すことを決定した。カイカコインがゲームコインとしてのユーティリティを実装することで、GameFi分野におけるサービス提供を支援するなど、カイカコインの価値向上を進めるとともに、Web3 の発展に貢献していく。そのほか、カイカコイン保有者へのKLAYエアドロップが完了し、第7弾エアドロップはマーブレックス(MBX)を予定している。また、カイカコインのPolygonチェーン対応完了を発表した。