11月24日のFC琉球コインの動向、一時0.17円まで下落

2023.11.24

11月24日9時時点のFC琉球コイン(FCR)の価格は0.23円付近で推移している。

休日前22日の米国株式市場のダウ平均は184.74ドル高(+0.53%)と反発。感謝祭前後から始まる年末商戦での強い消費行動への期待に買われた。また、雇用関連指標や消費者信頼感指数が予想を上回り底堅い景気への期待が一段と強まった。新年度に向けた買いが続き、相場は堅調に推移した。前日23日の米国株式市場は感謝祭の祝日のため休場、主要株価指数がそろって上昇した米株市場を受けて、上昇スタートとなった。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆4200億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加した。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度右肩上がりで推移している一方で、主要取引所の出来高は増加に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると52.6%で推移している。

FC琉球コインは、暗号資産市場の盛り上がりに連れて2023年の1月中旬にかけて0.32円台まで上昇する動きを見せた。その後は長期間0.3円付近でもみ合う動きが続いた。ただ、8月14日に急動意して一時0.45円台まで上昇。しかし、利食い売りが優勢となり再度じりじりと下げ幅を広げて0.26円まで下落して長い下髭を形成した。11月に入ってビットコインや主要アルトコインが上昇する中、連れ高とはならず売り手優位の状況が続いて一時0.17円台まで下落した。その後は、0.23円台まで回復しており、小動きとなっている。

FC琉球コインは、沖縄初のJリーグ加盟サッカークラブ、FC琉球の運営会社が発行するERC-20トークンである。トークンパートナーとしての権利、選手やチームへの投げ銭、クラブ運営における投票への参加権などを用途として発行されている。2022年4月27日から5月18日の期間、GMOコインを通じてIEOを実施し、総発行量10億FCRの45%となる4.5億FCRを10億3950万円で販売して資金調達に成功した。募集価格は1FCRあたり2.2円で、募集1口あたり2,500FCR(5,500円)、最大申込口数は9,000口=2,250万FCR(4,950万円)であった。

※画像はGMOコインのチャートから引用

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