11月28日のドージコインの動向、一時14円に到達

2023.11.28

11月28日9時時点のドージコイン(DOGE)の価格は11円台で推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆4300億ドル(Coin Market Cap)と前週末から増加した。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度右肩上がりで推移している一方で、主要取引所の出来高は減少に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると52.5%で推移している。

2023年に入って暗号資産市場の盛り上がりとともにドージコインも13円台まで上昇した。その後、4月初週にイーロン・マスクがTwitterのアイコンをドージコインのシンボルである「柴犬」のカボスちゃんに変更したことが引き金となり13円台まで上昇した。ただ、6月にはSECの規制動向を受けて連れ安となり8.0円まで下落。8月以降は、8円から12円のレンジ内でもみ合う展開となっていた。直近はビットコインの上昇につれ高となって右肩上がりで推移、一時14.4円をつけた。その後利食い売りが広がり10円台まで値を下げたが、持ち直して11円台で推移している。

ドージコインは、インターネットで有名な柴犬をマスコットとしたミーム型暗号資産である。創設者は、Dogecoinプロトコルを構築する際、Bitcoinがシルクロードやダークウェブとの関連が強調されており、そのような暗号資産分野をDogecoinによって風刺しつつ面白いものを作れば、大衆向けに普及させられるのではないかと考えたようだ。Dogecoinは、LuckycoinとLitecoinのフォークで、マイニングアルゴリズムはScryptoを採用している。発行上限は元々1000億DOGEであったが、現在は無制限となっている。イーロン・マスクによるツイートは、影響力の大きさからドージコインやビットコインなど暗号資産相場の価格形成に波及することがある。

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