12月13日のアスターの動向、11円付近で推移
2024.12.13
12月13日8時時点のアスター(ASTAR)の価格は11円付近で推移している。
前日12日の米国市場のダウ平均は234.44ドル安の43,914.12ドル、ナスダックは132.05pt安の19,902.84ptで取引を終了した。11月生産者物価指数(PPI)の予想外の加速を警戒し、寄り付き後、下落。ダウは予想外に弱まった雇用関連指標を警戒した売りや、管理医療会社のユナイテッドヘルス(UNH)の下落が重しとなり、一段安となった。ナスダックは長期金利の上昇が警戒され続落。終盤にかけて株式相場は下げ幅を拡大し、終了した。
暗号資産市場全体の時価総額は3兆8200億ドル(Coin Market Cap)で推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高値を更新、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると56.5%で推移している。
アスターは2024年1月1日に19円を付けた後、一時26円まで上昇したが利食い売りが広がり16円台まで下落した。その後は、買い戻しの動きが広がり29円まで上げ幅を広げたが、3月以降はじりじりと上げ幅を縮小し、手掛かり材料に乏しいなか4月以降も軟調推移を継続した。直近では暗号資産市場の盛り上がりを受けてASTARも連れ高となり一時14円まで反発した。
3月6日には、イーサリアム・レイヤー2「Astar zkEVM」をローンチした。Astar zkEVMは、イーサリアムのセキュリティや開発環境を継承しながら、高速処理・安価な取引手数料を実現するようだ。具体的には、ゼロ知識証明(zk)技術を活用しており、取引手数料(ガス代)は、イーサリアムと比較して約95%〜98%削減され、他のレイヤー2と比較しても安価になるという。Astar zkEVM上では、既に40以上の日本企業やWeb3プロジェクトがカプセルトイの形式でNFTを提供開始している。