12月15日のドージコインの動向、13円台で推移
2023.12.15
12月15日9時時点のドージコイン(DOGE)の価格は13円台で推移している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆6300億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度上昇に転じる一方で、主要取引所の出来高は増加基調にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると53.0%で推移している。
2023年に入って暗号資産市場の盛り上がりとともにドージコインも13円台まで上昇した。その後、4月初週にイーロン・マスクがTwitterのアイコンをドージコインのシンボルである「柴犬」のカボスちゃんに変更したことが引き金となり13円台まで上昇した。ただ、6月にはSECの規制動向を受けて連れ安となり8.0円まで下落。8月以降は、8円から12円のレンジ内でもみ合う展開となっていた。直近はビットコインの上昇に連れ高となって一時15.6円まで上昇した。その後利食い売りが広がり13円台まで値を下げたが、10月以降は右肩上がりでの推移が続いている。
ドージコインは、インターネットで有名な柴犬をマスコットとしたミーム型暗号資産である。創設者は、Dogecoinプロトコルを構築する際、Bitcoinがシルクロードやダークウェブとの関連が強調されており、そのような暗号資産分野をDogecoinによって風刺しつつ面白いものを作れば、大衆向けに普及させられるのではないかと考えたようだ。Dogecoinは、LuckycoinとLitecoinのフォークで、マイニングアルゴリズムはScryptoを採用している。発行上限は元々1000億DOGEであったが、現在は無制限となっている。イーロン・マスクによるツイートは、影響力の大きさからドージコインやビットコインなど暗号資産相場の価格形成に波及することがある。