12月15日のモナコインの動向、59円台で推移
2023.12.15
12月15日9時時点のモナコイン(MONA)の価格は59円付近で推移している。
前日14日の米国株式市場のダウ平均は158.11ドル高(+0.43%)と続伸。利下げ期待や小売売上高が予想外のプラスとなり景気見通しの改善に寄り付き後、上昇。その後、クラウド需要の低迷見通しを嫌気しナスダックは一時下落に転じるも、10年債利回りが4%を下回るなど金利安で下値も限定的となりプラス圏を回復。ダウは連日で最高値を更新して引けた。主要株価指数がそろって上昇した米株市場を横目に、日経平均は上昇スタート。その後はプラス圏で推移している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆6300億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度上昇に転じる一方で、主要取引所の出来高は増加基調にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると53.0%で推移している。
モナコインは、2023年に入って暗号資産市場全体の盛り上がりを追い風にじりじりと上げ幅を広げ、2月8日に年初来高値100円をつけた。5月に下げ幅を広げ、6月にはSECの規制強化の動向を受けてモナコインも連れ安となり一時50円を割った。ただ、PoSコインなどのアルトコインと比較して下げ幅は限定的となり、7月末にかけて買い戻しが広がり一時80円まで回復した。しかし、その後利食い売りが優勢となると、55円から70円付近のレンジでもみ合う展開となった。直近はビットコインが年初来高値を更新するなか、連れ高とはなっておらず、本日は59.2円でスタートした後、堅調な値動きとなっている。
モナコインは、数少ないPoW銘柄の一つである。日本の掲示板「2ちゃんねる」で有名なアスキーアート「モナー」をモチーフにして2013年12月に誕生した国産暗号資産(仮想通貨)。最近では、トークン発行プラットフォームであるMonapartyを用いたNFTやFTの発行、購入手段としての利用が増えてきている。2023年11月4日の8時前には、3回目の半減期を迎えた。