12月21日のFC琉球コインの動向、0.26円台で推移
2023.12.21
12月21日9時時点のFC琉球コイン(FCR)の価格は0.26円付近で推移している。
前日20日の米国株式市場のダウ平均は475.92ドル安(-1.27%)と大幅反落。高値付近からの利食い売りが優勢に。その後、12月消費者信頼感指数や11月中古住宅販売件数を好感した買いに、一時上昇に転じた。しかし景気減速懸念やイエメンの親イラン武装組織フーシ派への対処で米国が軍事行動を検討しているとの報道を受けた地政学的リスク上昇を警戒した売り、短期オプション絡みの売りが加速した。ナスダック総合指数も大幅反落、主要株価指数がそろって下落した米株市場を横目に、日経平均は下落スタート。その後も軟調推移を継続している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆6200億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度上昇に転じる一方で、主要取引所の出来高は増加基調にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると53.9%で推移している。
FC琉球コインは、長期間0.3円付近でもみ合う動きが続いている。8月14日に急動意して一時0.45円台まで上昇したものの、利食い売りが優勢となり再度じりじりと下げ幅を広げて0.26円まで下落した。11月に入ってビットコインや主要アルトコインが上昇する中、連れ高とはならず一時0.17円台まで続落。その後は、やや持ち直したものの0.26円付近までの回復にとどまっており、ビットコインが年初来高値を更新する中、こう着感の強い値動きとなっている。
FC琉球コインは、沖縄初のJリーグ加盟サッカークラブ、FC琉球の運営会社が発行するERC-20トークンである。トークンパートナーとしての権利、選手やチームへの投げ銭、クラブ運営における投票への参加権などを用途として発行されている。2022年4月27日から5月18日の期間、GMOコインを通じてIEOを実施し、総発行量10億FCRの45%となる4.5億FCRを10億3950万円で販売して資金調達に成功した。募集価格は1FCRあたり2.2円で、募集1口あたり2,500FCR(5,500円)、最大申込口数は9,000口=2,250万FCR(4,950万円)であった。
※画像はGMOコインのチャートから引用