12月25日のトロンの動向、15円付近で推移
2023.12.25
12月25日11時時点のトロン(TRX)の価格は15円台で推移している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆6500億ドル(Coin Market Cap)と前週末から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度上昇に転じる一方で、主要取引所の出来高は増加基調にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると52.3%で推移している。
1月25日にZaifに上場したトロンは、3月に安値7.4円をつけたが、その後は買い優勢の展開が続いた。SECの規制発言などを受けて6月10日には暗号資産市場全体が軟調に推移したが、トロンは9.4円までの下落にとどまった。その後、上げ幅を広げ、11月に入ってビットコインや主要アルトコインの上昇に連れ高となり、一時18円まで上昇した。その後はビットコインが年初来高値を更新するなか、上げ幅は限定的となっており、14円から16円のレンジで横ばい推移となった。チャートを確認してみると、依然として長期的に右肩上がりに推移している。
トロンは、2017年にTRON Foundationで発行された暗号資産で現在はDAOによる運用に移行している。TRON FoundationはJustin Sunが2017年に立ち上げた非営利組織で、ある。イーサリアムと同様に、スマートコントラクトを利用して独自トークンを発行し、アプリケーション(DApps)の開発が行える。現在は、多くのゲームアプリなどのDAppsがTRXを基盤にして開発・配信されている。トロンでは、ブロックチェーン技術の特性を、デジタルコンテンツを配信する場に活用している。