12月29日のフィスココインの動向、54円で推移、FSCC ステーキング応募サイトを公開
2023.12.29
12月29日14時時点のフィスココイン(FSCC)の価格は54円付近で推移している。
前日28日の米国株式市場のダウ平均は53.58ドル高(+0.14%)と続伸。来年の早期利下げを期待した買いが続き、ソフトランディング期待を受けた買いも目立ち終日堅調に推移した。しかし、過去最高水準での利食い売りが相場の上値を抑制。また、長期金利が上昇したためハイテクは終盤にかけて下落に転じた。ナスダック総合指数は小反落、主要株価指数がそろって上昇した米株市場を横目に、日経平均はマイナス圏で軟調な展開となっている。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆6700億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は最高値を更新して上昇する一方で、主要取引所の出来高は低下基調にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると51.3%で推移している。
年初に始値275円を付けて以降フィスココインは右肩下がりの推移が続いていた。6月に入って米証券取引委員会(SEC)の規制発言を受けてPoSコインの連れ安となり一時113円台まで下落。その後、買い戻しが広がり200円まで急回復したものの、買いは続かずじりじりと下げ幅を広げて11月には50円まで急落した。直近はビットコインの上昇に連れ高とはなっておらず、54円付近で推移している。
FSCC の利用範囲の拡大を目指しているFDAPは15日、FSCC レンディングの経過を開示した。12月13日時点で446224 FSCC(浮動枚数に占める割合5.5%)となっている。また、FSCCの差し引き購入枚数は、11月21日から12月20日で差し引き146,500FSCCとなったようだ。
そのほか、フィスコは21日に、投資ツール開発プロジェクトの FSCC ステーキング応募サイトを公開した。FSCCサービス拡充の一環として、他社投資関連サイトなどと協業し、FSCCを活用して投資ツールの開発を加速する(保有する FSCC の一部を売却することで開発資金に充当)。25日には、著名投資家なごちょう氏推薦の「売上高営業利益率スクリーニング」のステーキング募集を開始した。