12月6日のポリゴンの動向、堅調推移も上げ幅は限定的

2023.12.06

12月6日10時時点のポリゴン(MATIC)の価格は119円台で推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆6000億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加した。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は最高値を更新して右肩上がりで推移している一方で、主要取引所の出来高は再度増加基調にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると55.1%で推移している。

MATICは2月中旬に年初来高値210円をつけた。3月初週にかけて上げ幅を大きく縮小、5月中旬にかけて再度売り優勢の展開となり112円台まで下げ幅を広げると、6月に入って米証券取引委員会(SEC)がBNBやBUSDのほかにポリゴンも有価証券に該当すると判断して価格は一時70円台まで急落した。8月末以降は70円から90円台でのレンジでもみ合っていたが、直近はビットコインの上昇に連れ高となるなか、主要アルトコインにも資金が集まり一時148円まで急上昇した。その後利食い売りが広がり110円を割る水準まで値を下げた。12月に入ってビットコインの上昇には連れ高となっておらず上げ幅は限定的で、今後、アルトコインにも資金が流入するか注目しておきたい。

MATICは2023年3月15日に暗号資産交換所Zaifに上場した。同取引所で取り扱うMATICは、ポリゴン(Polygon)ネットワーク上で発行されたネイティブトークンで、Polygon(MATIC)とは、イーサリアムのセカンドレイヤーとして機能することを目指すブロックチェーンネットワークプロジェクトである。イーサリアムが単一のソリューションから単独でスケールしない可能性があることを踏まえ、現在90以上のアプリケーションをホストしているMatic POSサイドチェーンとPlasmaベースの決済システムに加え、ロールアップとValidiumのサポートを追加する予定である。

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