8月9日のカイカコインの動向、7.0円台で推移

2023.08.09

8月9日14時時点のカイカコイン(CICC)の価格は7.0円水準(Zaif)で推移している。

前日8日の米国株式市場のダウ平均は158.64ドル安(-0.45%)と反落。中国の7月輸出入が予想以上に悪化し、世界経済の減速を懸念した売りが先行。加えて、格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスが主要銀6行の格付見直しや中小銀10行の格下げを発表し、金融不安が再燃した。一方、金利の低下に伴い押し目買い意欲もみられ、終盤にかけては下げ幅を縮小した。ナスダック総合指数は反落、軟調な展開となった米株市場を横目に、9日の日経平均は30.97円安の32346.32円と4日ぶり反落して取引を開始した。その後はプラス圏に浮上する動きを見せている。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆1819億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりで推移する一方で、主要取引所の出来高は減少傾向が一服している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると50.7%で推移している。

2023年1月から横ばい推移を継続してきたCICCは、3月にかけてじりじりと下げ幅を広げて5月半ばには6.0円台まで下落した。6月22日に年初来安値5.9円を付けた後はやや買い戻しが広がり、28日にはCAICA DIGITALが「カイカコインの新たなビジョン」を発表して8.3円台まで急回復した。ただ、その後利食い売りが優勢となり再度6円台まで値を下げた。本日は6.9円でスタートした後、こう着感の強い展開となっている。

カイカコイン(CICC)は、株式会社CAICA DIGITALが発行しており、株式会社カイカエクスチェンジの運営する暗号資産交換所Zaifの取引所コインとなっている。同社は、新たなビジョンとして、ブロックチェーンにおけるゲームコインを目指すことを決定した。カイカコインがゲームコインとしてのユーティリティを実装することで、GameFi分野におけるサービス提供を支援するなど、カイカコインの価値向上を進めるとともに、Web3 の発展に貢献していく。2023年10月末までにライトペーパーを発表する予定。

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