11月16日のトロンの動向、長期的に右肩上がりで推移

2023.11.16

11月16日9時時点のトロン(TRX)の価格は15円台で推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆4400億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加した。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度右肩上がりで推移している一方で、主要取引所の出来高は増加に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると52.6%で推移している。

1月25日にZaifに上場したトロンは、3月に安値7.4円をつけたが、その後は買い優勢の展開が続いた。SECの規制発言などを受けて6月10日には暗号資産市場全体が軟調に推移したが、トロンは9.4円までの下落にとどまった。その後、8月以降も大きく下落する場面は乏しく、9月以降も上げ幅を広げた。直近は、ビットコインや主要アルトコインの上昇に連れ高となり、一時18円まで上昇。チャートを確認してみると、依然として長期的に右肩上がりに推移している。本日は15円でスタートした後、買い手優位となっている。

トロンは、2017年にTRON Foundationで発行された暗号資産で現在はDAOによる運用に移行している。TRON FoundationはJustin Sunが2017年に立ち上げた非営利組織で、ある。イーサリアムと同様に、スマートコントラクトを利用して独自トークンを発行し、アプリケーション(DApps)の開発が行える。現在は、多くのゲームアプリなどのDAppsがTRXを基盤にして開発・配信されている。トロンでは、ブロックチェーン技術の特性を、デジタルコンテンツを配信する場に活用している。

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