2月6日のライトコインの動向、1.5万円台で推移

2025.02.06

2月6日8時時点のライトコイン(LTC)の価格は1.5万円付近で推移している。

前日5日の米国市場のダウ平均は317.24ドル高の44,873.28ドル、ナスダックは38.31pt高の19,692.33ptで取引を終了した。検索のグーグルを運営するアルファベット(GOOG)の冴えない決算を嫌気しハイテクが売られ、寄り付き後、まちまち。ナスダックはアルファベットの下落が重しとなったが、半導体エヌビディアの上昇が相殺し、終盤にかけてプラス圏を回復した。ダウは追加利下げ期待で金利安、ドル安が買い材料となり、終日堅調に推移し、終盤にかけて上げ幅を拡大し終了。

暗号資産市場全体の時価総額は3兆1600億ドル(Coin Market Cap)で推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりの推移を継続、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると61.4%で推移している。

ライトコインは昨年11月以降、トランプ氏当選による暗号資産業界盛り上がりとビットコインの上昇に連れ高となって2.2万円まで上げ幅を広げていた。年末にかけて上げ幅を縮小したが、2025年に入ると再度買い戻しが向かった2万円台に浮上した。直近は足元の暗号資産業界全体の軟調な動きに伴って1.5万円台まで値を下げている。

ライトコインは、PoW銘柄の一つで2011年10月開始以来3度の半減期を迎えている。2023年8月2日に報酬が12.5LTCから6.25LTCに減少した。ビットコインプロトコルからフォークしたP2P型の暗号資産で、ビットコインに次ぐ長い歴史を持つ。ビットコインが「価値の保存」の媒体として進化したのに対し、LTCは日常的な取引で使用されることを前提に作られたため「金であるビットコインに対して、ライトコインは「銀」だと言われ、ビットコインを補完するための存在であることがしばしば強調されている。

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