2月13日のイーサリアムの動向、42万円台で推移

2025.02.13

2月13日8時時点のイーサリアム(ETH)の価格は42万円付近で推移している。

前日12日のダウ平均は225.09ドル安の44,368.56ドル、ナスダックは6.10pt高の19,649.95ptで取引を終了した。消費者物価指数(CPI)が予想外に加速したため利下げ期待の後退で、寄り付き後、大幅安。その後、ウクライナ停戦交渉開始でトランプ大統領と露プ―チン大統領が合意したことが報じられると、地政学的リスク懸念の後退で一部買い戻され、相場は下げ幅を縮小した。金利上昇が重しとなり、ダウは終日軟調に推移したがナスダックはインテル(INTC)やアップル(AAPL)の上昇がけん引しプラス圏に回復し、まちまちで終了した。

暗号資産市場全体の時価総額は3兆2400億ドル(Coin Market Cap)で推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりの推移を継続、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると61.0%で推移している。

イーサリアムは、昨年5月下旬に米国でイーサリアムの現物ETF上場申請に関して、証券取引所側がSECから主要な提出書類を更新するよう突然求められていることが報じられると62万円まで急騰し、その後承認されると高値圏でもみ合う展開となった。ただ、7月末から8月初週にかけて全体相場に連れて急落、一時31万円台まで値を下げた。11月以降は暗号資産業界全体が盛り上がり、ビットコインが過去最高値を更新。イーサリアムも連れ高となって上昇したが、最高値62万円まではあと一歩届かなかった。

2025年に入ると軟調な値動きが続いており、直近は一時40万円割れまで値を下げた。今後は、再度アルトコインへの資金流入が続くか注目しておきたい。英金融大手スタンダードチャータード銀行(SCB)は価格予想に関して、2024年末までであれば8,000ドル(約124万円)、25年末までであれば1.4万ドル(約218万円)がターゲットになるとの見方を示している。

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