2月27日のパレットトークンの動向、4.7円付近で推移
2025.02.27

2月27日8時時点のパレットトークン(PLT)の価格は4.7円付近で推移している。
前日26日のダウ平均は188.04ドル安の43433.12ドル、ナスダックは48.87pt高の19075.26ptで取引を終了した。一部の小売り企業決算を好感し、寄り付き後、上昇。長期金利の低下も手伝い相場は続伸した。その後、トランプ大統領が政権発足後初の閣議で対欧州関税の発表を計画していることを明らかにし、経済やインフレに影響するとの懸念が強まり、相場は大きく売りに転じた。終盤にかけ、半導体のエヌビディア(NVDA)の決算を期待した買いが支え、ナスダックは再びプラス圏を回復した。
暗号資産市場全体の時価総額は2.8兆ドル(Coin Market Cap)で推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりの推移を継続、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると60.5%で推移している。
2024年のPLTは2月26日に10円まで急騰したが、以降は売り優勢の展開となりじりじりと下げ幅を広げて底値圏での推移が続いていた。ただ、年末にかけてトランプ次期政権誕生による暗号資産業界への追い風から買い戻しが集まり7.6円まで回復していた。その後再度売りが広がると、2025年は4.5円からスタート。暗号資産業界全体の盛り上がりに欠ける中、個別材料にも乏しく冴えない値動きが続いている。
パレットトークンは、デジタルアイテムを発⾏・管理・流通するためのブロックチェーンネットワーク、Palete Chainおよびそのネットワーク上に構築されたアプリケーション上で利用されるユーティリティトークンである。PLTのIEOは、日本初のIEO事例として、Coincheck IEOにて2021年7月1日から7月15日まで実施された。63,853口座から調達目標金額9.3億円に対し、24.11倍となる約224億円の申込額を記録した。
※画像はコインチェックから引用