2月29日のフィスココイン動向、52円台で推移

2024.02.29

2月29日10時時点のフィスココイン(FSCC)の価格は52円台で推移している。

前日28日の米国市場は23.39ドル安(-0.06%)と小幅に続落。10-12月期国内総生産(GDP)改定値が予想外に下方修正され景気への楽観的見方が後退した。ただ、同時に長期金利の低下が安心感につながり下値を支えた。ナスダック総合指数は反落、主要株価指数がそろって下落した米株市場を横目に、日経平均株価はやや軟調に推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆2900億ドル(Coin Market Cap)と2兆ドルに復帰して以降大幅に増加傾向にある。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭している一方で、主要取引所の出来高は増加に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると54.4%で推移している。

フィスココインは年初に始値53円を付けて以降、横ばいでの推移が続いている。1月にビットコイン現物ETFが米国で初承認されてビットコイン価格が上昇、その後も主要アルトコインが上昇基調を維持したものの、フィスココインは連れ高とはなっていない。また、本日円建てのビットコイン価格が上場来高値を更新して960万円まで上昇するも、フィスココインは50円付近で小動きとなっている。

FSCC の利用範囲の拡大を目指しているFDAPは27日、FSCC購入枚数の経過を開示した。1月21日から2月20日までの差し引き購入枚数は25,630FSCCとなったようだ。そのほか、フィスコは投資ツール開発プロジェクトの FSCC ステーキング応募サイトを公開している。FSCCサービス拡充の一環として、他社投資関連サイトなどと協業し、FSCCを活用して投資ツールの開発を加速する(保有する FSCC の一部を売却することで開発資金に充当)。直近では、著名投資家なごちょう氏推薦の「売上高営業利益率スクリーニング」のステーキング募集中となっている。

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