12月14日のイーサリアムの動向、市場の注目はFOMC結果とパウエル議長の発言に向かう
2022.12.14
12月14 日11時時点のイーサリアム(ETH)の価格は178,000円水準(Zaif)で推移している。
大手暗号資産交換業者FTX、レンディングサービス会社ブロックファイの破綻等を受けて、暗号資産市場は引き続き低迷している。また、暗号資産投資家の心理は悪化しており、海外暗号資産取引所へ資産を置いておくリスクが懸念されている。実際に、FTXの破産直後は、国内取引所に暗号資産を送金する動きが目立っていたようだ。本日の暗号資産全体の時価総額は8500億ドル台に留まって(Coin Market Cap)おり、地合いはもみ合い展開が継続。ビットコインは米11月CPI(米消費者物価指数)結果が市場予想を下回ったことを好感して大幅反発したが、本日14日に米連邦公開市場委員会(FOMC)やパウエル議長のコメントを控えていることから、その後は様子見基調で利益確定売り優勢に。現状は積極的な売買は手控えられている印象。
直近横ばい推移が継続して動意の乏しかったイーサリアムは、ビットコインと同様な展開となっている。米CPIの結果発表後は245,000円まで上昇、その後は上げ幅を縮小する展開となった。目先は50日移動平均線を上抜け、19万円台で推移できるかに注目が集まりそうだ。引き続き、規制の観点からプルーフ・オブ・ステーク(PoS)銘柄を避けて動く暗号資産投資家もいることは頭の片隅に置いておきたい。
※チャートはDOT/JPYの日足、9日MA、25日MA、50日MA
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