12月26日のビットコインの動向、ボラティリティインデックスが過去最低を記録
2022.12.26
12月26日14時時点のビットコインの価格は2,240,000円水準(Zaif)で推移している。
前週末23日の米株式市場のNYダウは176.44ドル高(+0.53%)と反発。12月ミシガン大消費者信頼感指数が改善したことは相場のサポート材料となったが、11月PCEコアデフレーターは連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派姿勢を和らげるほどではなく、根強い景気後退への懸念から上値が重い展開となった。また、長期金利の上昇がハイテク株の重石となった。ナスダック総合指数も反発した。
暗号資産市場全体の時価総額は8,120億ドル(Coin Market Cap)と前週末からほとんど変化せず横ばい推移が続いている。年末特有の個人投資家の損出し売りもすでに一巡してきたと推察され、需給面での重荷は大分和らいでいる。ただ、海外勢の多くがすでにクリスマス休暇などに入って全体的に商いが薄いなか、年末ということもあり市場参加者は減少している。Blockchain.comのデータでは、ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は9月の水準まで値を下げている。先週末に、米国を襲った過去最大級の寒波の影響がマイニング企業を直撃したことで、ハッシュレートの急落につながった可能性があるという。
本日のビットコインは、224万円台(Zaif)で推移している。本日も、ビットコイン価格はほとんど動いておらずボラティリティは低下、出来高も低調となっている。価格変動性を示すビットコインのヒストリカル・ボラティリティ・インデックスが過去最低を記録したようだ。また、年末で取引参加者が減少しているなか、主要取引所のビットコインの出来高も今年最低を記録している。テクニカル面でも、24日・25日のクリスマス以降動意の乏しい展開が続いている。年明けの1月4日には先日開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録要旨が公開されるため、これを警戒して様子見姿勢が強まっている可能性もある。
※チャートはBTC/JPYの日足、25日MA、50日MA、100日MA
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