1月23日のイーサリアムの動向、小幅なレンジで売り買い交錯
2023.01.23
暗号資産市場全体の時価総額は1兆427億ドル(Coin Market Cap)と前週から増加して1兆ドルを超えた。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は直近のピーク付近で推移、取引所の出来高は一服感が台頭している(Blockchain.com)。アルトコインでは、ブロックチェーンゲーム銘柄が軒並み上昇しており、アルトコインの循環物色が継続している。
1月23日13時時点のイーサリアム(ETH)の価格は210,000円水準(Zaif)で推移している。本日は、始値21.2万円台でスタート、その後は売り買いが交錯して高値21.5万円、安値20.8万円で小幅なレンジでの推移が続いている。インフレが鈍化しつつあり、米長期金利が低水準で推移していることからリスク資産である暗号資産にも資金が流入しており、イーサリアムも上昇を継続している。テクニカル面では、200日線を突破して、24万円付近までは抵抗帯が存在しない。
イーサリアムは、3月に大型アップグレード「Shanghai」を控えている。「Shanghai」では、イーサリアムのステーキングコントラクトにロックアップされている1,560万ETHとステーキング報酬が出金可能になる予定だ。売り圧力につながることを懸念する声もある一方で、新たなステーキング参加者も呼び込めるのではないかと予測する意見も存在している。
※チャートはETH/JPYの日足、25日MA、100日MA、200日MA
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