1月26日のビットコインの動向、テスラのBTC保有受け上昇も上値は重い
2023.01.26
1月26日11時時点のビットコインの価格は2,990,000円水準(Zaif)で推移している。
25日の米株式市場のダウ平均は9.88ドル高(+0.03%)と小幅に続伸。航空機メーカーのボーイング(BA)やソフトウエアメーカーのマイクロソフト(MSFT)の冴えない決算を失望した売りが先行し、大幅下落でスタート。その後、カナダ中銀が金融政策決定会合で予想通り利上げを決定後、次回会合で金利を据え置く可能性を示唆すると、米国内の金利ピークアウト期待も強まり売りが後退。終盤、今週発表が予定されている10-12月期国内総生産(GDP)や12月PCEコアデフレータなどの重要指標のほか、今月末に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)を前にした買い戻しが強まり、ダウ平均はプラス圏に浮上。ナスダック総合指数は小幅安と、まちまちで終了した。日経平均は前日比49.63円高の27444.64円と5日続伸して取引を開始した。その後は、マイナス圏に転落してやや軟調推移。
コインベースは1.48%安、マイクロストラテジーは0.67%安。引け後に決算を発表したEVメーカーのテスラは、1株利益と売上高も予想を上回ったことがわかった。また、第4四半期の納車台数が過去最高に達したようだ。時間外取引で売り買いは交錯している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆543億ドル(Coin Market Cap)と前日からほぼ横日推移。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は引き続きピーク付近で推移、取引所の出来高はやや右肩下がりとなっている(Blockchain.com)。
本日のビットコインは、299万円台(Zaif)で推移。始値291万円台でスタート、その後は買い優勢の展開となって高値308万円まで値を上げた。カナダ中銀が主要国として初めて利上げの一時休止を表明して米国内でも金利ピークアウト期待が高まり、投資家心理が改善した。また、テスラがビットコインを追加で売却していなかったことが明らかとなり価格を押し上げたようだ。ただ、その後は売りが広がり再び300万円を下回る展開となっている。
2月以降も大型テック株の決算が控えている。企業決算や経営陣の発言に加えて、今週発表が予定されている米10-12月期国内総生産(GDP)や12月PCEコアデフレータなどの重要指標のほか、今月末に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、引き続きFRB高官の発言などには注目しておきたい。
※チャートはBTC/JPYの日足、25日MA、100日MA、200日MA
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