2月10日のポルカドットの動向、クラーケンのステーキングサービス停止受けて810円台まで急落
2023.02.10
2月10日14時時点のポルカドット(DOT)の価格は810円水準(Zaif)で推移している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆161億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度上昇に転じており、主要取引所の出来高は再度下落しつつある(Blockchain.com)。本日のビットコインは売り優勢の展開となり286万円まで値を下げた。強い米雇用統計が発表されて以降、FRB高官からのタカ派発言が連日で続いており、暗号資産市場でも投資家心理にネガティブに働いている。また、米SEC(証券取引委員会)から証券法違反で起訴された暗号資産取引所クラーケンが、ステーキングサービスをSECと和解した上で停止したことでアルトコインが急落しビットコインも連れ安となった。
本日のポルカドット(DOT)は、始値894円台でスタート。一時900円台で推移していたものの、クラーケンがステーキングサービスをSECと和解した上で停止したことを受けて、810円台まで急落した。テクニカル面では、9日・25日移動平均線を下回っており、2月の上昇分を相殺する形となった。ステーキングなどの規制の観点から、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)銘柄であるDOTの値動きには引き続き注目が集まりそうだ。
ポルカドットは、Web3財団というスイスの財団が開発した。Web3財団の創設者の中には、イーサリアムの共同創設者ギャビン・ウッド氏も含まれており、その点からもポルカドットは多くの期待と注目を集めている。ポルカドットでは様々なブロックチェーン同士をつなぎ、相互運用できる分散型のWeb世界の実現を目指している。
※チャートはDOT/JPYの日足、9日MA、25日MA、50日MA
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