2月24日のビットコインの動向、動意の乏しい展開続く
2023.02.24
2月24日13時時点のビットコインの価格は3,230,000円水準(Zaif)で推移している。
22、23日の米株式市場でダウ平均は84.50ドル安、108.82ドル高ともみ合い。22日は米連銀総裁のタカ派発言や米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の内容が重しとなった。23日は週次失業保険申請件数の減少などを受けた金利高が一時嫌気されたが、半導体エヌビディアの好決算やその後の金利低下が投資家心理を改善させた。ナスダック総合指数は+0.13%、+0.72%と続伸。祝日明けの日経平均は40.4円高からスタート。米長期金利の上昇一服やハイテク株高を支援要因に寄り付きから買い戻しが先行した。また、衆議院で行われた次期日本銀行総裁候補の植田和男氏の所信聴取の内容が総じて金融緩和の修正に慎重なものになったことも安心感を誘い、一段と買い戻しが進展した。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆948億ドル(Coin Market Cap)と22日からほぼ横ばい推移。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高値を更新して以降高値圏を推移、主要取引所の出来高は右肩上がりに上昇を継続している(Blockchain.com)。
本日のビットコインは始値324万円台でスタート、高値324万円から安値321万円の小幅なレンジで動意の乏しい展開が続いている。安値を切り上げつつ高値揉み合いが続き、堅調な地合いを維持していたビットコインだったが、直近安値を切り下げた。節目の25000ドルの上抜けを5回以上トライしていたが、明確に上抜けることができなかった。ただ、24,000ドル周辺の水準で下げ止まっており、大きく崩れてはいない。
こうした中、国内では、次期日本銀行総裁候補の植田和男氏が本日午前に衆議院で行われた所信聴取において、「現在行っている金融政策は適切であり、金融緩和を継続することで企業が賃上げできる環境を整えるべき」との見解を示した。また、政府・日銀が掲げる2%の物価目標については「持続的・安定的に達成するには時間がかかる」とも述べており、総じて安心感のある内容となった。
本日、米国では1月の個人消費支出・個人所得や新築住宅販売件数などの発表がある。米連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派姿勢の鮮明化が警戒されるなか、これらの指標の結果には注目しておきたい。
※チャートはBTC/JPYの日足、50日MA、100日MA、200日MA
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