3月8日のモナコインの動向、一時85円まで上昇
2024.03.08
3月8日9時時点のモナコイン(MONA)の価格は73円台で推移している。
前日7日の米国市場のダウ平均は130.30ドル高(+0.34%)と続伸。10-12月期単位労働コストが予想を下回ったことを受けた金利低下を好感。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の上院議会証言を受けた買いが強まり続伸した。特にエヌビディアなど半導体セクターの上昇が相場を一段と押し上げ、S&P500種指数は史上最高値を更新した。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆5500億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭している一方で、主要取引所の出来高は急増している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると53.4%で推移している。
モナコインは、2024年1月1日に56.9円をつけた。その後、58円まで上昇したものの、買いは続かずじりじりと下げ幅を広げる展開となっていた。ただ、直近はビットコインやイーサリアムが史上最高値を更新する中、モナコインも連れ高となり一時85円まで上昇した。前日まで利食い売りが広がっていたものの、本日は74円付近で推移している。
モナコインは、数少ないPoW銘柄の一つである。日本の掲示板「2ちゃんねる」で有名なアスキーアート「モナー」をモチーフにして2013年12月に誕生した国産暗号資産(仮想通貨)。最近では、トークン発行プラットフォームであるMonapartyを用いたNFTやFTの発行、購入手段としての利用が増えてきている。2023年11月4日の8時前には、3回目の半減期を迎えた。