4月3日のカイカコインの動向、4円台で推移
2024.04.03
4月3日8時時点のカイカコイン(CICC)の価格は4.2円で推移している。
前日2日の米国市場のダウ平均は396.61ドル安(-1.00%)と続落。前日発表された経済指標が強い内容だったことを受けて連邦準備制度理事会(FRB)による利下げへの期待が後退、長期金利は今年の最高水準に上昇した。また、米原油先物相場が一時、昨年10月下旬以来の高値をつけたことがインフレ懸念につながった。ナスダックも反落、主要株価指数がそろって下落した。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆4900億ドル(Coin Market Cap)と前日から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりでの推移が続く中、主要取引所の出来高は減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると53.8%で推移している。
カイカコイン(CICC)は、2月中旬まで3.2円付近の底値圏で推移していたが、2月末から水準を切り上げていた。2月末に4円台に回復すると、その後も買い優勢の展開が続いて3月に入って一時5.4円まで上げ幅を広げた。その後は利食い売りが広がり4円台まで下落したものの、本日も4.2円で推移している。ビットコインが史上最高値を超えて1000万円台で推移する中、上げ幅は限定的となっている。
2023年9月に新たなビジョンを掲げたライトペーパーを発表して以降、GameFiという新領域を中心にWeb3に関連した利用シーンを増やしており、子会社が運営するNFTのマーケットプレイス「Zaif INO」にて、NFTの購入支払に使えるようになった。また、決済通貨に採用されるなど他社サービスとの連携も実施している。過去には、カイカコイン保有者へのエアドロップや高金利を付与するレンディングなども実施している。また、CICCについて説明するWebサイトが2023年末にリニューアルされている。